[問]
近ごろの物価の値上がりははげしく、やがて年金を受けるとき、お金の値打ちが下って大して役立たないという人もいます。この点はどうでしょうか。
[答]
拠出年金額は、国民の保険料負担能力や国庫負担の限度などを考え合せて、定められています。賃金、物価、生活水準などは絶えず動くので、それらに対応して年金額が調整されます。受ける国民年金がいつも立派に役立つよう、法律の定めによって5年に1度年金額の改正が行なわれています。
しかし最近の物価値上りははげしいので、国民年金の昭和44年における年金額の調整は、5年を3年に繰上げて行ないました。いつも生きた年金、生活を守れる年金になるよう考えられていますので、心配はありません。時勢に遅れないようにしています。