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【広報ふじ昭和47年】「みどりいっぱい市民の会」が発足

緑をふやす運動を市民総ぐるみで進めていこうと“富士市緑いっぱい市民の会”が発足しました。発会式は5月15日、40団体の代表者や個人会見が参加して、行なわれました。会長には、町内会長会の安倍留吉さん(入山瀬)、副会長に花の会の米山務さん(泉町)と連合婦人会の今泉春枝さん(市場町)が選ばれました。

40団体が加入して5月15日に発会

 失われていく自然を守り、美しい緑とひろびろとした空間をつくる。潤いのある町づくりは、短期間で、また、市民みなさんの協力なくしては達成できません。市と市民が一体となって緑化運動を進めていく。
 このため市の中にも緑化を専門に担当するみどりの課を5月から設置して、害虫の駆除や緑化推進をはかっています。また、花の会や婦人会、ボーイスカウト、農協など40団体に緑化を進める市民会議の設置を呼びかけてきました。この市民のあつまりが“富士市みどりいつぱい市民の会”で、5月15日発会式を行ないました。
 緑いっぱい市民の会は、自分たちが住み、生活する富士市に、自分の手で積極的に緑をふやし、全員が新しい都市づくりへ参加するためのものです。

記念植樹や造園相談などの事業を

 緑いっぱい市民の会の総予算額は、35万2,000円で、大部分が市民の緑化意識を高めるための事業費として使われますが、事業計画のおもなものは、次のとおりです。

・学制100年記念樹苗木の配布
 今年で、学校制度が制定されてから100年目にあたるので、小中学校へ記念樹苗木の配布を行ないます。
・家庭内への1本植栽運動の推進
 緑を愛し、緑を守る精神は、自分で1本の苗木を植えることからはじまります。家庭への花木など1本植栽運動を進めるため、種苗組合の協力を得て、「市民苗木市」を開き、苗木のあっせんを行ないます。
・家庭造園相談所の開設
 造園組合などの協力で、無料相談所を開設して、家庭の庭づくりなどの相談を受けます。

 このほか、緑の愛護と市民緑化意識の高揚、市民の森(仮称)造成運動の展開工場及び商店街緑化の推進などを行ないます。

宣言

 緑豊かな美しいまちは、市民ひとりひとりの願いです。しかし、最近の私たちのまちの姿は、公害や都市化によって、空気は汚れ、緑は日ごとに失われつつあります。
 いまこそ、このような傾向に歯止めをしなければなりません。

・緑は、空気をきれいにします。
・緑は、快よい気象を保ちます。
・緑は、やすらかな木陰をつくってくれます。
・緑は、楽しい四季の訪れを教えてくれます。
・緑は、まちを美しく衣替えしてくれます。
・緑は、災害を防いでくれます。

 私たちは、このような緑の効用を改めて認識したいと思います。住みよい生活環境を自らの権利として確保し、次代に引継いでいかなければなりません。
 私たちは、「緑いっぱい、市民の会」の発足にあたり、全市民の総力をあげて緑を残し、緑を育てる運動を積極的に展開し、美しく楽しく豊かに住める郷土の建設を誓います。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 発会式のあと記念植樹
添付ファイル
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