昨年4月から、第1清掃作業所内(久保町)に、ゴミ焼却プラントを建設していますが、6月の運転開始を前に、最後の仕上げを急いでいます。
焼却プラントは、ますます増える家庭のゴミを処理するため建設していますが、完成すると1日に最高180トン処理できます。
収集方法は現在と変わりませんが、収集したゴミは、直接焼却炉に入れないで、まず1か所に集めるため、収集車から全部ゴミピットの中に入れます。ピットの収容能力は360トン。ゴミは、クレーンで持ち上げ、ホッパーから焼却炉に投入します。ゴミに水分が多いと処理能力が低下するので、焼却炉に入ったゴミは乾燥ストーカーで乾燥させ、連続的に燃やし処理効果を高めます。焼却プラントはすべて自動化されているので中央監視室で作業状態が一目でわかるようになっています。
公害対策も万全を期しています。排煙に入っている粉じんは、マルチサイクロン集じん機で、厚生省基準の1立方メートル当り0.7グラムより少ない0.4グラム以下にし、さらに電気集じん機をとうして0.1グラムにして排出します。重油は、点火するときに使用するだけですから、亜硫酸ガスの心配はありません。ゴミから出る汚水や冷却水も、完全処理して排出します。
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( 写真説明 ) ゴミピット
( 写真説明 ) ゴミ供給クレーン・投入ホッパー
( 写真説明 ) 焼却炉
( 写真説明 ) マルチサイクロン
( 写真説明 ) 吸出し送風機
( 写真説明 ) 電気集じん機