問
近ごろ年金ということばをよく聞きますが、老後の暮らしで、年金の果たす役割はどんなものでしょう。
答
若いうちに稼いだ貯金を老後の生計資金に当てる。しかし、高度成長を続ける日本では、物価もめざましく上昇し、45年の消費者物価は、全国平均で前年より7.7パーセントも上がりました。毎年5パーセントや6パーセント台の物価上昇は当り前という勢いが、これからも続くと、中年時代にせっせと貯めたお金も、老後を安穏に送るにはたりなくなってしまいます。その補いをするのが年金です。
もうひとつは、核家族化ということです。家族と離れ、老人だけで生活するようになると、独立の生活設計をしなければならなく、生計費がかさみます。それには年金の助けをかりることになります。
このような理由から、年金の効用が、はっきりしてきたものといえます。
*1年間にわたって掲載した「統計で知る富士市」も前回で終り、今回から年金コーナーを設け、年金のあれこれをお知らせします。年金についてのご質問がありましたら、この欄でお答えしますので、企画調整部広報課まで質問をおよせください。