2月1日から国の公害病の指定地域に認定されましたが、第1回の認定審査会(渡辺了会長ほか委員9人)が開かれました。申請したのは165人で、このうち161人(男98人、女65人)を認定しました。
認定した161人のうち、いままで市の医療救済を受けていた人が118人、新しく認定されたのは43人。新規の申請は47人でしたから、4人はこれから症状などを観察するということで保留になりました。
渡辺会長は「認定申請書、医学的検査結果、主治医の診断香をもとに慎重に審査しました。症状は気管支ゼンソクが予想以上に多いのに驚きました」と言っていました。
なお、市の医療救済の認定も同時に行なわれました。市の医療救済への申請は14人。このうち11人が認定されました。市の認定は2月までは196人でしたが、118人が国の医療救済に切り替わったので、新しく認定した人をふくめ、市の公害病認定患者は70人になりました。