富士市の大気汚染は、昭和44年をビークに少しずつ良くなっています。昭和44年にはほとんどの測点が0.05ppm以上を記録し、全国的にみても高濃度の亜硫酸ガスが検出されました。その後、施設の改善、低イオウ重油の使用などによって、大幅に減少しました。
しかし、煙源改善によって、吉原第三中学校、勤労青少年会館などに高濃度の汚染が現われ、心配されました。これも低イオウ重油の使用などによって各測点とも汚染は減少しており、環境基準の達成に明るい見通しがたっています。これからは、低イオウ重油の使用を中心に、環境基準を達成するようつとめていきます。
なお、各測点で過去3年聞に月平均が0.06ppm以上を記録した回数は次のとおりです。
44年 45年 46年
富士保健所 5回 9回 3回
吉原第三中学校 8回 2回 1回
勤労青少年会館 2回 4回 2回
元吉原中学校 9回 7回 3回
富士中学校 1回 3回 0回
鷹岡公民館 3回 2回 0回
大渕中学校 0回 0回 0回
これらの測定結果は気象条件などが一定ではありません。したがって、これからは基準測点以外の地域の測定を実施する必要があります。
- 図表あり -
( 図表説明 ) イオウ酸化物測定結果 46・10〜46・12