【広報ふじ昭和47年】2月に多い死亡事故
運転者も歩行者もおたがいに注意を
ピーポー、ピーポーという救急車の警笛を聞くたびに「また事故が…」と思わない日はありません。救急車の出動の多くは交通事故です。
昨年1年間に発生した交通事故は1,372件。死亡した人は43人にのぼっています。ところで、死亡事故の発生状況を月別にみると、2月が9人と最多発月間となっています。この傾向はここ数年みられ、44年、45年とも2月にもっとも多く死亡事故が発生しています。
そのうえ、死亡者も44年が6人、45年が7人、46年が9人とふえ続けています。事故の傾向は車と歩行者の場合が多く、事故の直接原因としては飲酒運転、無理な追越し、スピード違反、わき見運転などがあげられています。しかし2月に多く発生する原因としては、寒さで動作がにぶくなっていたり、反対に暖房で頭がボーとしていたり、窓がくもって見通しが悪いことが考えられます。
車を運転する人はくれぐれも注意をしてください。また、歩行者も道路を横断するときは、左右の安全を確め、無理な横断や飛び出しは絶対にやめてください。なお、夜間歩いて外出するときは、かい中電灯、夜光タスキ、夜光腕章などを身に付けた場合は、事故は大幅に少なくなっています。
いずれにしても、運転者、歩行者ともに事故を起さないように、事故にあわないように、お互いに注意してください。
ちなみに46年の月別の死亡事故発生状況は、1月5人、2月9人、3月4人、4月1人、5月4人、6月6人、7月から9月までが各1人、10月と11月が4人づつ、21月が3人となっています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 2月は死亡事故の多発月間。運転者も歩行者も、おたがいの立場で事故を防ぐように注意してください
飲酒運転追放コンクール
成績が悪かった伝法地区
年末年始飲酒運転・違法駐車追放市民運動が46年12月11日から47年1月10日まで行なわれました。
期間中の交通事故は109件(物損事故は116件)で、死者1人、負傷者136人をだしています。45年度に比べ、件数は10件(物損は58件)、死者1人、負傷者は17人、それぞれ少なくなっています。しかし、事故件数は昨年の各月の発生状況と比べてほとんど減っておらず、事故防止により多くの注意をお願いします。このうち、飲酒運転による事故が5件発生しており、10人の負傷者をだしています。
なお、運動期間中の行事として、飲酒運転追放コンクールを実施しました。その成績は次のとおりです。成績の順位は事故や違反の多い悪い順です。
■地区別
1位伝法、2位岩松、3位富士第1、4位今泉、5位須津、6位吉原、7位原田、8位鷹岡、9位富士第2
*飲酒運転による無事故、無違反の地区は神戸、吉永第1、吉永弟2、浮島、大渕の5地区でした。
■事業所別
1位日産サニー、2位富士運送、3位マルモ製紙、4位富士急行
おしらせ
1月の交通事故
はがきが10円になりました 2月1日から郵便料金が改正
1月の火災件数
添付ファイル
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