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【広報ふじ昭和46年】上水道第4次拡張事業

昭和52年までの“水”を確保

 上水道の第4次拡張事業に今年度から着手しました。この事業は、昭和50年度までの5ヶ年計画で昭和52年までに吉原、鷹岡地区へ供給する“水”の確保を目的にしています。計画の概要は次のとおりです。
- 写真あり -
総事業費15億円で50年度までに

 市民みなさんが1日に使う“水”は約54,000トン。1人1日に356リットルの水を使っていることになります。5年前にくらべると、1日の給水量では約22,000トン、1人1日平均では100リットルも多くなっています。
 これが、昭和52年には1日の給水量が約102,500トン、1人1日平均520リットルの水が必要になると予測されます。このため、第4次拡張計画を昭和50年までに完成させ、私たちの生活に一番大切な“水”の確保につとめます。
 事業計画によると、1日最大給水量の102,500トンの“水”を確保するため、取水施設として深井戸を8本、井戸の改良を1本、ポンプ施設は取水と送水ポンプが各9台、配水ポンプが1台、配水池は10か所に設置しなければなりません。また、水道管は導水管を605メートル、送水管を9,800メートル、配水管を55,900メートル、それぞれ布設します。この事業費には15億円が必要です。
今年度は鷹岡や大渕の高台を

 このうち、昭和46年度は事業費1億8,500万円で、45年度に断減水などで市民みなさんにご迷惑をおかけした鷹岡、大渕などの高台を重点に事業をすすめています。
 今年度の主な事業は中区第4水源(久沢北)と片倉水源に深井戸をさく井するほか、取水ポンプを中区第4水源と舟久保第1水源に設置します。また送水施設は送水ポンプを舟久保に設置するほか、これらの電気設備工事なども行ないます。
 昭和47年度は水の最需要期の夏に減圧する元吉原、依田橋地区への水の補給を行なうとともに、さいきん需要が多くなってきた吹上、一宮地区への給水計画を実施していく予定です。また、鷹岡地区は給水区域全体の配水管が古く、配水能力も不足しているため、幹線配水管の布設を重点的に実施する計画です。
 なお、富士団地は昭和48年度が給水開始目標になっていますので、すでに水源施設や配水施設を一部行なってきましたが、昭和47年も配水管の埋設を行なう計画です。
富士地区 第2次拡張事業は47年に完成

 富士地区は、第4次拡張事業とは別に昭和41年度から第2次拡張事業を7か年計画で実施しています。今年度は事業費2億900万円で深井戸のさく井1本、取水ポンプ1台を設置するほか、導水管430メートル、配水管9,000メートルの埋設などを行ないます。
 最終年度の昭和47年は事業費1億8,800万円で事業をすすめます。この工事が完成すると昭和52年までは富士地区全域に円滑に水を供給することができるようになります。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 1人1日最大給水量
( 図表説明 ) 給水人口の推移
添付ファイル
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