【広報ふじ昭和46年】20代の前半が最低の投票率
今年は選挙の年といわれたように1月の県知事選挙にはじまり、4月の県議会議員選挙、市議会議員選挙、6月の参議院議員選挙と半年の間に4回の選挙が行なわれました。市選挙管理委員会では、県知事選挙をのぞいた3つの選挙の年齢別投票率などをまとめました。そこで、この調査結果をお知らせいたします。
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今年の3つの選挙結果は
4月と6月に行なわれた3つの選挙(県議会議員選挙・市議会議員選挙・参議院議員選挙)を通していえることは、身近かな選挙ほど投票率が高いことです。また年齢別投票率は各選挙とも同じ傾向を示しています。
各年代を通じて20代の前半(20歳〜24歳)の投票率が最も低くなっていますが年齢とともに投票率もあがり、50代の前半で最高になります。また、70歳を越えると投票率はさがりますが、それでも20代より10パーセントほど高くなっています。女性の投票率は、40代までは男性を上回っていますが、50歳を過ぎると逆になります。
これらの現象については、いろいろ考えられますが、若年層、中年層、老人層別に見ると次のようなことがいえます。
若年層はレジャーに関心が集まり、政治に無関心。中年層は政治の動向が自分の生活に密接につながるので関心が深い、老人層は社会の第1線を離れているので関心が薄れていく、ということから投票率の差が現われてくることも考えられます。
しかし投票率が政治的関心度のバロメーターにならないとしても、若い人が選挙権を放棄していることは事実です。そこでいかに放棄をなくするかは、将来考えていかなければならない大きな問題といえます。
このほか、これまで候補者の関係者しか参観できなかった開票状況が、県会議員選挙と市会議員選挙は有線テレビで放映されたので、一般市民も見ることができたいへん好評を得ました。
入場券の到着率は県内最高
入場券は現在有権者ごとに郵送しております。この入場券がより確実に有権者に届くよう、県知事選挙から選挙人名簿の住所、氏名を直接複写したものを貼りつける方法で行ないました。このため、入場券の書きもれや記入のまちがいなどがなくなり、作業もスムーズにできるようになりました。
新しい方法を採用してからの入場券の戻りは、県知事選挙で約1,500通、県・市議会議員選挙で約1,000通、参議院議員選挙は約800通でした。選挙ごとに減少しているのは、戻りの入場券を住民基本台帳と照合し、不明なものは市民課に調査を依頼し、住民実態調査を行なって名簿を修正しているからです。
特に参議院選挙で最後まで残った600通は、115,000枚の発送に対してで、その割合は0.52パーセントです。この到着率は県内で最高と思われます。なお未着の理由は移動届をしないで住所を変えたり、転出したのため受取人が不在のものです。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 選挙別年齢別投票率
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添付ファイル
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