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【広報ふじ昭和46年】水道、病院両会計決算を承認

市議会9月定例会は9月27日から開かれ、水道と病院の両企業会計の昭和45年度決算ほか5議案を可決しました。両会計の決算内容は次のとおりです。

水道事業会計決算

3水道の料金を統合

 水道事業会計の経常的収支決算は、吉原・富士・鷹岡の3水道統合による料金の統一などによって事業収益は3億7,793万3,976円と、前年に比べ3,793万2,245円の増収になりました。これに対し、支出は人件費、減価償却費、支払利息などの義務的な経費のほか、できるだけ経費の節減につとめた結果、事業費用は3億6,840万2,213円で、純利益959万1,762円が計上されました。
 主要事業は、旧富士第2次拡張事業が5年目をむかえ、主要財源の企業債1億2,600万円の確保につとめた結果、目標どおりの受け入れができ、取水施設の確保、配水池の新設などの工事を計画どおり行いました。しかし、7月、8月の水の最需要期に吉原鷹岡の高台の一部が減断水になったため市民みなさんにご迷惑をおかけしました。このため、緊急対策として一般会計から2,000万円の長期借入を行ない工事を施行しました。
 なお、こうした減断水の起る地域への給水を完全に行なうため、今年度から5年計画で、第4次拡張事業を実施しています。
 現在、水道施設は配水池が39池、井戸が24本、水道管の延長は466,000メートルにおよび、152,879人に給水しています。昨年1年間の総配水量は1,985万トンにのぼり、44年にくらべ237万トンも多くなっています。1日の最大配水量も66,500トンで、44年と比べ6,290トン多くなっています。
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病院事業会計決算

別館増築工事が完成

 病院事業会計の収益的収入は5億7,747万9,882円で、支出は5億7,681万8,354円。資本的収入は2億1,890万円、支出は2億2,798万8,582円です。
 昭和45年度は、3か年にわたった増改築工事が完工しました。この結果、病床は150床ふえ、成人病、未熟児、救急医療などの諸設備が充実し、病院の規模は飛躍的に伸びました。
 しかし、44年から続いた医師、看護婦不足を完全に解消することができず、経営成績に大きな影響がありました。診療人員でみると、当初の予定では年間の入院患者は81,030人(1日平均222人)でしたが決算の数値は58,736人(1日平均160人)でした。外来患者も当初は167,805人(1日平均565人)でしたが、決算では151,934人(1日平均508人)と大幅に予想を下回りました。ところが、収入額は1人当りの収入の増加がみられ、入院は予定を下回りましたが、外来は予定額を上回りました。
 支出では人員の増加などによる人件費が医業収益の60パーセントを占め、事業採算を圧迫する最大の原因になっています。経営成績を向上させるためには、診療報酬制度の改善とともに、施設を最大限に利用するようにしていきます。
 企業債、一般会計出資金などを財源とする資本的収支は、別館増改築、看護婦宿舎の増築など行ないました。職員住宅も工事の45パーセントを実施しました。
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添付ファイル
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