【広報ふじ昭和46年】第1回世論調査結果
富士市に住んでどう思いますか…
調査は、満20歳以上の男女2,500名を無作為抽出し、郵送法で実施しました。回収したのは1,249で、このうち有効回収票数は1,242でした。調査結果次のとおりです。なおこの調査に対しご協力ありがとうございました。
1.あなたは富士市にいつから住んでいますか
古くから富士市に住んでいる人が全体の78.3パーセントを占めています。地区別の傾向をみると、吉原地区は1年未満と10年以上が他地区と比べ多くなっています。とくに1年未満は、吉永、大淵地区が多く住宅地として開発されていることがわかります。
富士地区は1年から3年の人が多くなっており、鷹岡地区は4年から6年と、7年から9年の人が多くなっています。
2.あなたはこれからも富士市に住んでいたいと思いますか
移りたいと答えた人は14パーセントの174人。吉原地区が104人、富士地区が61人、鷹岡地区9人となっています。
なお、吉原地区のうち元吉原地区は86人のうち25.6パーセントの22人が移りたいと答え伝法地区は105人のうち20パーセントの21人が移りたいと答え、高い比率を示しているのが目立ちます。
移りたい理由としては、101人が「環境が悪いから」、25人が「暮しにくいから」をあげ、公害の町という汚名があるように、生活環境に対する不満が多く表われており、全体の72.4パーセントが不満を示しています。
このほか、仕事のため5.7パーセント、家庭の事情6.9パーセント、子どもの教育のため2.9パーセントなどとなっています。
3.あなたの住んでいる地区で不満に思っていることがありますか
住みごこちに対してなんらかの不満をもっている人が約80パーセント近くを占めています。地区別では鷹岡82.1パーセント、吉原78.4パーセント、富士76.1パーセントの順になっています。
不満の理由としては、いやなにおいがする12.1パーセント(363人)、カやハエが多い8.8パーセント(264人)、川がきたない8.4パーセント(250人)、騒音が多い8.2パーセント(245人)、ばい煙が多い7.7パーセント(232人)、道路が悪い6.6パーセント(199人)の順になっています。
地区別の不満の内容は、吉原地区はいやなにおいがする12.3パーセント、カやハエが多い8.9パーセント、ばい煙が多い8.4パーセント、騒音が多い8.0パーセントの順になっています。富士地区はいやなにおいがする13.0パーセント、川がきたない9.1パーセント、カとハエが多いと騒音が多いがそれぞれ8.4パーセントの順になっています。鷹岡地区は、川がきたない10.9パーセント、カやハエが多い9.9パーセント、いやなにおいがすると騒音が多いがそれぞれ8.5パーセントの順になっています。
このほか、地区別の特色として鷹岡地区では「学校が遠い」、「買物が不便」「防火施設が少ない」などがあげられています。富士地区は「買物が不便」、「交通の便が悪い」があげられています。
4.あなたが住んでいる地区で施設がなく不便を感じていますか
公共施設に対する不満は1,242人のうち894人(72パーセント)がもっています。
地区別に不満の度合いがもっとも多いのは鷹岡地区で83.8パーセント、富士地区は76.4パーセント、吉原地区は67.5パーセントとなっています。
不便を感じている施設としては、こどもの遊び場12.7パーセント、病院10.0パーセント、防犯灯8.2パーセント、公園8.1パーセント、下水道7.7パーセント、駐車場6.2パーセント、ポスト6.1パーセントの順になっています。これをさらに地区別にみると次のようになります。
吉原地区は、こどもの遊び場13.0パーセント、病院9.3パーセント、下水道9.2パーセント、防犯灯8.5パーセントの順になっています。
富士地区は、こどもの遊び場12.5パーセント、公園11.0パーセント、病院8.6パーセント、防犯灯7.8パーセントの順になっています。
鷹岡地区は、病院17.1パーセント、こどもの遊び場12.5パーセント、防犯灯8.2パーセント、公園7.2パーセントの順になっています。
とくに鷹岡地区の病院に対する要望が17.1パーセントと高いのが目立っています。なおもっとも不満の少ないものは、各地区を通じて“水道”で、平均0.6パーセントの要望になっています。
5.市役所の仕事を何で知りますか
市役所の仕事を知る方法として広報紙が42.9パーセント、会合によって知るのが一番少なく1.5パーセントとなっています。
地区別に全体の平均以上のものは、吉原地区が広報無線7.5パーセント、回覧板の35.9パーセント。富士地区は広報紙の46パーセント、新聞記事の9.7パーセント、鷹岡地区は回覧板が38.6パーセント、議員や市職員の4.1パーセントとなっています。
6.広報ふじが毎号お宅へ届きますか
毎号くる、こないときもある、と答えた人が97.2パーセントを占めており、約50,000世帯のうち48,600世帯の家には広報紙が届いていることになります。
広報紙が毎号くる、こないときもあると答えた人のうち、くわしく読む人が、36.2パーセント、必要なことだけ読む人が36.1パーセント、ざっと見る人が26.2パーセント、読んだことがない人が1.5パーセントとなっています。
各家庭に広報紙が届くのは、発行日から4日から7日が47.8パーセント、8日から10日が25.8パーセント、1日から3日が14.5パーセント、10日以上が11.9パーセントとなっています。地区別では、吉原地区は7日以内に届くのが65.5パーセント、富士地区は62.6パーセントとなっています。ところが、鷹岡地区は7日以内に着くのは43.4パーセントと他地区に比べ20パーセントくらい低くなっています。とくに鷹岡地区の10日以上かかるのが23.3パーセントもあるのが目立っています。
7.広報無線が聞えますか
聞える、ときどき聞えるを合計すると61.9パーセントになり、約31,000世帯がある程度聞こえると判断されます。しかし、19,000世帯くらいが聞えないと推察されますので、現在の受信局104か所を150か所にする必要があります。地区別では、鷹岡地区の聞えるが35.8パーセントでもっとも高く、ついで吉原地区の30.6パーセントの順となっています。
8.最近1年間に市役所へ投書したいような不満がありました
昨年1年間に市役所に対する不満のあった人が42.8パーセントありました。地区別にみると、一番多いのが鷹岡地区の48.8パーセント、ついで吉原地区の42.4パーセント、富士地区の41.6パーセントとなっています。
不満のあった人はどのような手段をとったかーをみると次のようになります。
何もしなかった人が41.2パーセント、市役所へ投書や電話をした人が13.8パーセント、市議会議員に話した人が11.1パーセント、町内会の役員に話した人が9.8パーセント、担当課へ直接いって話をしたが9.0パーセント、市の職員に話したが7.9パーセントの順になっています。
何もしなかった人は219人。その理由として、いってもだめだと思った43.8パーセント、市は当然知っていると思った26.9パーセント、めんどうだから15.5パーセント、どうしたら良いかわからなかった8.7パーセントとなっています。
■これから市役所がとくに力を入れて実施してほしいものは
要望のあったのは全部で3,725。このうち、公害をなくすが22.3パーセントの829件、交通事故をなくすが10.0パーセントの374件、道路をよくするが8..8パーセントの326件、医療機関の充実が7.4パーセントの278件となっています。
ほとんどの人が公害に対する関心をもっており、公害をなくしてほしいという強い要望をもっていることがわかります。
地区別にみると、各地区とも「公害をなくす」が1位で、鷹岡地区の23.3パーセント、吉原地区の22.5パーセント、富士地区の21.5パーセントとなっています。このほか、10パーセントを越えているものに鷹岡地区の「医療機関の充実をはかる」が10.9パーセントとなっているのが目立っています。
また、要望の少なかったものでは「公民館活動を活発に」「水道事業に力を入れる」が鷹岡地区では0になっており、富士地区と吉原地区でも、他の項目にくらぺ相当低くなっています。
- 図表あり -
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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