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【広報ふじ昭和46年】イオウ酸化物が各測点で減少

汚染は広がる傾向に

富士保健所は汚染がたかまる
…44年と45年比較では…

 イオウ酸化物の今年1月から3月までの測定結果と、44年度と45年度の測定比較がこのほどまとまりました。
 昭和46年1月から3月までの3か月間の測定結果は、鷹岡公民館を除く6測点で昨年より減少しています。鷹岡公民館についても0.002PPmアップにしたにすぎませんでした。
 昭和44年度と45年度(45年3月から46年3月まで)の比較については、富士保健所を除き各測点ともイオウ酸化物は減少しています。44年度と45年度の測定結果(平均値)は次のとおりです。
           44年    45年
・富士保健所    0.062   0.058
・吉原第三中学校  0.050   0.066
・勤労者青少年会館 0.049   0.049
・元吉原中学校   0.059   0.075
・富士中学校    0.049   0.050
・鷹岡公民館    0.051   0.053
・大淵中学校    0.027   0.028
*単位はPPmです。

 以上のことでわかるように、元吉原中学校と富士保健所を除く、各測点年平均は環境基準(0.05PPm)をほぼ満たしています。また、0.2PPm以上の高濃度の出現時間数は全測点で環境基準(年間測定時間の99パーセント以下が0.2PPm)を満たしています。しかし、0.05PPm以下の時間数が70パーセント以上なければならないとい環境基準は大淵中学校を除く各測点でオーバーしています。
 こうした結果から、気象による影響に左右されることはありますが、局地的な高濃度の出現は年ごとに減少しています。
イオウ酸化物
排出量を減らすことが急務

 これは、昭和44年から煙突の正常化などの発生源に対する行政指導性よるものと考えられます。反面、高煙突化などによって汚染が市内全般に広がっている傾向がみられます。
 したがって、これからの大気汚染防止対策は、低イオウ重油の確保によるイオウ酸化物の排出量を減少することが必要です。このため4月に発足した公害対策審議会などによって施策をたて、企業との協定を結び、積極的な対策をたてていきます。
- 図表あり -
( 図表説明 ) イオウ酸化物の測定結果(45.1〜3と46.1〜3の対比)
( 図表説明 ) 月別一時間値平均対比
( 図表説明 ) (注)単位はいずれもPPm
( 図表説明 )    45年の富士中学のデータは富士事務所、鷹岡公民館のデータは鷹岡事務所
添付ファイル
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