工業統計調査の概要がこのほどまとまりました。昭和45年は家庭電気産業、紙関係の操業短縮などが話題になりましたが、富士市の工業は低調な発展を示しました。
富士市の昭和45年の工業出荷額は3,742億6,343万円。昭和44年に比べ612億2,623万円多く、19.6パーセントの伸び率を示しています。しかし43年から44年の伸び率は多少にぶくなっています。
また、産業別では紙パルプをはじめとする軽工業が、依然として52パーセントを占めていますが、重工業の占める割合は年ごとに多くなり、産業のバランスがとれてきました。市内の事業所数は1,153、従業者数は43,684人でした。
なお、県下の工業出荷額の多いのは第1位が浜松市で4,102億円、第2位が富士市で、第8位は清水市で3,183億円です。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 昭和45年産業別製造品出荷額構成比