【広報ふじ昭和46年】第2次総合開発計画4
あらすじ
第2次総合開発計画は、豊かで・美しく・住みよい都市づくりを目標に、昭和60年の富士市の姿を描いたもので、これまでに都市基盤整備計画をお知らせしました。なお、今回は教育文化向上計画のあらましをお知らせいたします。
義務教育の充実をはかる
教育には終りがありません。小学校を終了した。高等学校を卒業した。これは人生の1つの区切り、将来の基礎にしかすぎません。
最近は高校・大学への進学者も多く、教育に関する市民の関心の高まりが見られます。このため総合開発部画のなかに教育文化向上計画を取り入れ、学枚教育の充実をはじめ社会教育の振興、芸術・文化の振興と文化財の保護、体育の振興をはかります。
富士市が格調の高い住みよい町として発展するためには、教育水準の向上があげられます。
このために学校教育の充実をはかりますが、なかでも義務教育の充実が重要な課題となります。
市民スポーツ公園の建設
野球・陸上・バレー・テニス・サッカーができる
小学校児童数は現在17,421人で、昭和50年20,900人、昭和60年27,600人、中学校生徒数は8,100人で50年9,400人、60年13,800人になることがそれぞれ予測されます。そこで学校規模の適性化をはかり効率的な学校建設を進めます。
昭和50年までに現在のマンモス校、吉原・今泉小学校など7校と、吉原第一中学校の過密解消をはかります。集中的な児童、生徒が急増している広見(建設中)・厚原・三ッ沢地区に小学校、傘木に中学校の建設を進めていきます。
また、昭和60年までには小学校、中学校ともに100パーセントの鉄筋化を目標に整備します。同じに普通教室や特別教室の増加を行ない、学級40人を前提に児童、生徒数の適正化と科学技術教育の充実化をはかります。
このほか体育館やプールなど施設の整備は60年までにすべてを行ないますが、これから新設する学校は60パーセントを整備目標に進めていきます。
高等学校、大学、短大への進学率は年ごとにふえています。こうした時代の要求にこたえるため、市内へ産業技術系大学や女子短期大学誘致をはかり、生産と文教の調和ある都市づくりを行います。
社会教育の振興をはかるために、青少年、成人、婦人、高齢者とそれぞれの年代に合った教育、たとえば成人学校、婦人学級、高齢者学級など充実をはかります。
このためには、社会教育の場として利用できる施設、公民館などの整備を進めなくてはなりませんが、各小学校区ごとの配置を目標に、昭和50年までに10館の整備をします。同時に総合社会教育センターとしての機能を持つ中央公民館の建設、市民全体が自然に接し、野外活動を楽しむ場としての青少年の家(丸火)の整備などを行ないます。
学校教育の充実、社会教育などの振興とともに体育の振興をはからなくてはなりません。
特に、最近は自動車の普及や交通機関の発達などで成人者ほど運動不足が目立ち、体育やスポーツに対する欲求は高まっています。
みなさんの健康を守り体力の増進をはかるためには、環境のよい体育、スポーツの場を確保し、活発なスポーツ活動を助長していきます。
そこで、だれでもが快適な環境と施設のもとで健康増進と体力づくりをはかる場として市民スポーツ公園(総合グラウンド)を建設します。これは、陸上競技場、野球場、バレーボール、テニス、サッカーなど比較的競技人口の多い種目の施設と芝生、遊歩道などの施設を配置し将来は市民プールや、体育館の整備を行なうことによって総合スポーツセンター的な機能をもつことを目標にします。
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おしらせ
文化センターと市民会館の申込み方法が変わる
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添付ファイル
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