【広報ふじ昭和46年】第2次総合開発計画2
“豊かで美しく住みよい都市づくり”を目指す総合開発計画のあらましについては前号でおしらせしました
本号からそれぞれの計画についてお知らせいたします
都市基盤整備計画 効率的な土地利用やバイパス建設進める
浮島、五貫島地城の開発を
都市基盤整備計画は、土地利用、水利用、道路整備、鉄道整備、港湾整備、通信機能整備、電力や都市ガス整備から構成されています。そこで昭和60年までの構想と施策の基本方向をみてみました。
昭和60年の富土市の想定人口は27万人で、このすべての市民が健康で安全に住み、楽しく働くことのできることを基本にします。
このため、富士市のもつ豊かな自然条件や地理的、経済的条件を考えて地域発展がはかられるよう誘導します。
したがって土地利用にあたっては、市内を商業地域や住居地域、文教地域、流通業務地域、工業地域などに分けて、お互いに機能を分担しあい、十分に発揮できるようにします。
なかでも工業地域にあっては、現在工場と住宅がいりまじっているため、大気汚染、河川汚濁、騒音、振動などの公害問題を引き起していることから、公害問題を解決しよい市街地環境をつくるために工業の団地化など適地への計画的誘導をはかります。
すでに団地化が進められたものには、五貫島の鉄工団地がありますが、将来の団地化などの工業地としては、五貫島地域や浮島地域があげられます。
なお、浮島地域は工業地域だけでなく農業地域としても利用されますが、この地域は市内でも限られた平担地の未開発地帯ですから、これからの都市的開発の重要な課題となります。
地下水の塩水化を防ぐ
また、産業の発展や日常生活に欠くことのできないもの、それは“水”です。私たちの住む富士市は、富士山、愛鷹山からの豊かな地下水によって発展してきました。
生活用水、農業用水、工業用水とも大部分が地下水を利用しています。このため地下水の塩水化現象、水不足問題などが起こりました。
そこで、水不足問題を解消するために農業用水は岳南畑地かんがい事業による給水、工業用水は東駿河湾工業用水道による完全給水が昭和50年までに進められます。
表富士周遊道路を結ぶ観光道路も
このほか、生活の足となる乗用車の普及は、昭和44年の3.1世帯に1台となっているのに対し、50年には2世帯に1台、60年には1世帯に1台になるものと予想されます。
そこで、増加する交通量に対して、市内交通と通過交通の分離をはかるため、東海道のバイパス、東海道と富士宮バイパスを結ぶバイパスの建設を促進します。特に、東海道のバイパス(富士由比バイパス、沼津バイパス)は、昭和50年までに暫定2車線を開通目標にしています。
また、日常生活に密接な市道の整備は道路幅を広げたり、未舗装部分の舗装を重点的に進めるとともに、東名富士インターチェンジと表富士周遊道路を結ぶ観光道路の建設も進めます。
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おしらせ
市県民税の申告忘れずに 市役所総務部市民税課
添付ファイル
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