富士市の上水道が統合されます。市の上水道は吉原、富士、鷹岡の3水道に別れているので、事務の合理化や将来の事業計画を立てるに当り、不合理な点が多くあることなどから3水道の統合が行なわれるわけです。
3水道の統合にともない、まちまちの料金も、46年1月徴収分から統一されることになりました。
新料金は家事用が、基本料金(10立方メートル)で200円となりましたが、吉原、富士地区は現行料金と変わらず、鷹岡地区の場合は基本料金が8立方メートル150円ですから、10立方メートルで計算すると10円の値上げになります。
また、10立方メートル以上の超過料金も1立方メートル当り22円となります。
業務用の使用料は、基本金料20立方メートル500円、超過料金1立方メートル当り30円となります。
現行では吉原、鷹岡地区とも基本料金は500円で新料金と変らず、超過料金は吉原が32円から30円、鷹岡は25円が30円になります。
富士地区は基本料金が400円から500円、超過料金が18円から22円と値上げになります。
家事用でみてみると、基本料金の10立方メートルは、ドラムカンに入れると50本分になります。ドラムカン50本分1か月間に使用しても料金は200円です。超過料金はドラムカン2本分で22円です。
また昨年度の市内全体の1か月間における家事用水量別状況は、10立方メートル以下が27パーセント、50立方メートルまでが69.5パーセント、100立方メートルまでが2.9パーセント、101立方メートル以上が0.6パーセントとなっています。なかでも一番多く使用されているのは、50立方メートル以下で全体の95パーセントを示しています。
また、地区ごとに手数料などもまちまちですが、46年1月から給水工事を申込むときには、申込み手数料100円、設計審査手数料500円、工事検査手数料200円。材料検査手数料は口径によって10円から100円までの手数料、水道使用証明書手数料50円、督促手数料20円など統一されます。