【広報ふじ昭和45年】台風の被害を最小限に
気象情報に耳を傾けよう
気象庁の観測によると、台風0号は奄美大島の西約50キロの海上を毎時15キロのスピードで北上中、中心付近の……。
台風が日本に接近すると、このようなニュースがテレビやラジオで必ず報道されます。
台風が発生してもすぐには、日本に接近するかどうかはわかりません。まず気象台では台風を発見すると、付近の気圧や気流などあらゆる面から検討し進路を予想し、日本に接近する可能性が出てくるとテレビやラジオで報道されるわけです。
台風は6月から10月にかけて発生し、9月にもっとも多く日本に接近します。過去の統計からみても静岡県には、昭和41年の台風26号、狩野川台風といずれも9月に上陸し多くの被害が出ています。
市内の危険地域
台風や大雨などによる災害が予想きれる場所は市内に15か所あります。また火災が発生した場合、大火災が予想される地域も4か所あります。
く危険地域は次のとおりです。>
河川災害としては、滝川の滝川橋下流200メートル付近、春山川新幹線下流100メートル付近、赤淵川沼津線下流200メートル付近、江川新幹線下流、潤井川左岸山橋付近、福泉川東洋インキ上流付近。
海岸災害としては、三四軒屋から柏原新田までの海岸線一帯。
ガケくずれ災害としては岩本山実相寺西側と東側一帯、万野農道イタチ沢地先と野尻地先、原田宇東川薮下地先、吉原公園西側。
宅地、団地災害としては、国窪旧焼却場上、久保町第1清掃作業所西側団地、大野町元吉原小学校東側の土砂くずれ。
大火災の危険があるところは、田子の浦港石油基地など4か所で、火災とともに危険物の流出も考えられます。
市ではこうした危険箇所を中心に市内全域の常時パトロールと、改造改修などの工事を行ない、災害の未然防止をはかっています。
■台風が近づく前の準備
台風が近づくと深夜でも気象情報が放送されます。台風の位置や進路予想、暴風雨圏などを確め万一に備えましょう。
・停電に構えて懐中電灯、ローソクなどの照明用具とトランジスターラジオなどを用意する。
・いざというときの避難場所を確認しておくとともに隣り近所の人との連絡方法を決めておく。
■台風が近づいてきたときの準備
・飲み水、簡易食、日用品、救急用品、貴重品はひとまとめにしておく。
■台風が襲ってきたとき
・高潮や水害の恐れがあるときには、避難命令がでます。指示があったら、ガスの元せん、電気のスイッチを切り市の指定避難場所へ行く。こどもや年寄、女子、病人は早目に避難させること。
台風災害を防ぐためには万全な用意をするしかありません。最悪の事態に備え心の準備をしてください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 高くなった元吉原海岸の堤防
市の指定避難場所
吉原 市民会館・吉原小学校・昭和通り公会堂
伝法 吉原第一中学校・伝法小学校・伝法山神社公民館
今泉 今泉小学校・吉原第二中学校・県立吉原高等学校・今泉会館・中央図書館・勤労青少年会館・神戸小学校・今宮公会堂・日吉浅間神社氏子会館
元吉原 元吉原中学校・元吉原小学校・今井公民館・大野町公会堂・桧町公民館・大昭和鈴川工場講堂・興和(株)体育館
原田 原田小学校
吉永 吉原第三中学校・吉永連絡所・吉永第一小学校・市立商業高等学校・吉永第二小学校勢子辻分校・富士岡第2支部公民館
須津 須津小学校・須津中学校・中里八幡町公民館
浮島 東小学校
大淵 大淵第一小学校・大淵第二小学校・大淵中学校・県立吉原林間学園・富士本中町公会堂
富士 富士第一小学校・富士第二小学校・富士中学校・富士文化センター・富士南中学校・下横割北区区民会館・川原宿公会堂
田子浦 田子浦小学校・田子浦公会堂・田子浦公民館
岩松 岩松中学校・岩松農協橋下・岩松小学校
鷹岡 鷹岡小学校・鷹岡中学校・鷹岡公民館
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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