東駿河湾工業用水道の富士川水管橋がさきごろ完成し、富士川左岸まで一部通水できるようになりました。
この工業用水道は、日本軽金属の発電余水を富士地区と静清地区に送水するものです。昭和41年に工費241億円で着工。完成は昭和50年3月で完成時の送水能力は日量231万トンで、このうち富士地区へは日量108万トンを送水します。なお、水管橋は長さ1,040メートルで、2.2メートルの送水管が2本わたされており、世界一の規模といわれています。
現在、富士地区で1日に使用している工業用水は約200万トン。このうち、地下水を約120万トン使用していますが、すでに安全揚水量をこえています。地下水の使用を規制するために東駿河湾工業用水道の1日も早い完成が望まれています。
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