くすのき学園が開園して1か月。18人の園児たちは1日も早く社会復帰ができるようにと、技術の習得に一生懸命です。
このくすのき学園は、精薄者が社会復帰できるまで生活指導や職業訓練をする通園施設で、市立では富士市にはじめてつくられました。
施設は木造平屋建てで,作業室や休憩室などがあり定員は30人。現在第1段階として15歳から48歳までの18人が入園しています。
ここでの生活は、朝の清掃ではじまり、紙袋はりなどの作業を行ないます。園児たちは作業に熱心で、ノビノビと楽しそうに園生活をおくっています。
これまで市内には、15歳までの精薄児童を収容する市立ふじやま学園、18歳から3か年収容する県立富士見学園がありました。これらの施設は収容年限があり指導が中途半ぱな場合もありましたが、この通園授産施設の完成によって、一貫した訓練ができるようになりました。
なお、あとの入園者については現在書類選衡などを行なっており、7月までには定員いつぱいになる予定です。
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( 写真説明 ) 楽しそうに作業を習う園児たち