みなさんのお宅には“市民の花バラ”がありますか。バラを植えるのはいまが一番いい時季です。各家庭にバラを植え町中をバラでいっぱいにしようではありませんか。
バラを育てるには、まず良い苗を選ばなければなりません。苗木はほとんどつぎ木してあり、1年から2年生のものがほとんどです。苗を選ぶには、このつぎ木部分がしっかりしたもので、接合部の肉盛りが多く、長いもので、下葉まであるのをさがすのがコツです。
植え方は、乾燥をきらうので保水力がよく、しかも排水のよい土質で、日当りのよい場所を選びます。肥料を多く好む植物ですから基肥にはたい肥、鶏ふんなどをなるべく多く入れ、さらに油カスや配合肥料を2握りくらい土とまぜあわせます。その上に、板を広げ直接肥料に当らないように植えます。なお、根についているミズゴケやワラはとってください。
植えたあとは水分の発散を防ぐため長い枝は切りかえしてやり、必ず支柱を立ててやります。
花は1年目から咲きますが、木を育てるためつぼみのうちに摘み取ります。また、病害虫の防除にも十分注意してください。