【広報ふじ昭和45年】新市長を選ぶ 私たちの一票
新有権者
初めて選挙権を得て投票所に行く……。だれもが“とまどい”を感じた経験をもっていると思います。1月19日に行なわれる市長選挙を、新有権者になった若者たちはどのように感じているか、感想を寄せていただきました。
●暖みのある誠実な人に一票を
鈴木厚子(浮島町1)
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新年そうそうの選挙。それも新しく有権者となった私には、衆議院議員選挙に続き二度目の投票になります。
私たち青年の主張、希望などを政治に反映させる最も基本的で、しかも重要なことは投票することです。それには、決して棄権などすべきでないことはいうまでもありません。
私たちの町「富士市」を良い町にしたいとはだれもが願っていることです。投票の経験は少ないにしても、いままでの選挙をみて、そのときは身近かに感じても、選挙後は遠くへ行ってしまったように思われ、親近感がなくなります。
私は、いつも身近かに感じ、暖みのある誠実な人、つまり人物、人間性を重点におき、いつまでも思い出に残る一票を投じたいと思います。
●市民のために働いてくれる人に
菅井良美(中比奈2)
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人間はひとりひとり主義主張が違うと世間一般にいわれています。
しかし,自分で人を選ぶとなれば、主義主張ばかりをいってはいられないと思うのです。やはり立候補した人の人間性や、行動などを見て選ぶのではないだろうか。
私自身は、今度の新しい市長を選ぶにあたっては、市のために、また市民のため汗水を流し、一生懸命に働いてくれる人ならば、だれが市長になってもよいと思っています。これは、だれでもみな同じ考えをもっていると思います。
私は、(1)必ず公約を守る人。(2)市民と広く話し合いの場を持つ人。(3)青少年活動に対して理解をしている人。
以上が私の新しい市長に投ずる一票にかける願いです。
●候補者をよく知り悔いない投票を
佐野琴美(久沢)
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成人し初めて選挙権を行使できるのが市長選です。たったの一票ではありますが、私に与えられた最大の権利をどう生かして使うか、責任重大です。
社会に出てヨチヨチ歩きをはじめたばかりの私にとって、立候補者の人物を知るのはなかなか困難です。
私が新市長として望む人物は、青年とともに歩んでくれる人、市民を導びいていく行動力のある人です。
こうした私の願いを実現してくれる市長が選ばれることを祈っています。そして、私たちを導びき、富士市を繁栄させていただきたいと思います。
●公害、暴力なくして明るい町を
小長井達雄(神谷町3)
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美しい富士山で有名な富士市も、さいきんは公害、暴力などの汚名で全国的に知られております。
私は、初めて選挙権を得ましたが、いままであまり政治に関心をもっていませんでした。市長選が満20歳になり初めての選挙になるわけですが“私の一票”という気持ちをもって投票したいと思います。
私が新市長として望む人は、公害、暴力などをなくし、市民が安心してすごせる町にしてくれる人です。富士市は、田子の浦港や東名高速道路などにより、東海道のベルト地帯として今後ますます発展すると思います。
こうした富士市政を腐敗、混乱させることのないような政治家を心から望んでいます。
●若い世代の声を反映してくれる人
鈴木ちや子(林町)
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私は20歳という年をむかえ、一市民として、一社会人として市政に関心をもたざるを得なくなりました。それは、私にも選挙権が与えられたからです。
私たちの富士市は、公害の町、暴力の町という汚名をとどろかせました。でも私はこの町が好きです。
いま、富士市には相当多くの勤労青少年がいます。そのなかで青少年活動をしているのは、ほんのわずかしかおりません。もし市内の青少年のすべてが青少年活動をしたなら、暴力の町などという汚名をだすこともなかったことでしょう。
そこで、私の一票は、私たち青少年がまじめに生きていること、まじめに活動していることを理解してくれ、私たちと気軽に話し合いができ、市政に関心をもちはじめた私たち若い世代の声を反映してくれる人に投票したいと思います。
●青少年の健全育成を考えて
佐藤忠正(新浜)
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私は、現在青年学級、ボーイスカウト活動に明け暮れている。いまだ政治、経済のことはよくわからないが、しかし暴力の町富士市になろうとしている現在、まだまだ青少年教育の遅れや健全な場の少ないことが私たちにとっての悩みであり、また、それが不良化につながるのではないかと考える。
私は、青少年教育のあり方についてよき理解者であり、青年とともに進んでいけるような市長をのぞみたいが、現在ではその語り合う場もまだ少ない。
青少年の健全育成を最重点に考えてくれる人を選びたい。
●私たちの代弁者を選びたい
天野節子(新橋)
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総選挙に続く市長選挙。政治に対してとかく無関心でしたがこうした動きに政治に関心をもたざるを得なくなりました。
いままでは選挙権もなく、政治は私とは無縁なものだと思いがちでした。日常生活で行政に対する苦情はありますが…
初めて選挙権を得て、私は、そうした私たちの生活をよく理解し、私たちの代弁者になってくれる人を選ばなければいけないと思います。そして、新しく市長に選ばれた人は私たちの身の回りの問題から解決していただきたいと思います。
私たちの世代は「私の一票くらい…」という考えの人が多いといわれています。でも、私は大切な一票を有意義に行使して、悔いのない選挙にしたいと思います。
●文化の豊かな都市をつくる人を
塩田 誠(石坂)
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「清き一票」、いままで無関心で聞いていたことばが、ついに自分に投票権が与えられ、実感として感じられるようになりました。はじめての選挙権を行使できるのが市長選挙というのは、なにか意義深いものを感じ喜んでいます。
しかし、反面、初めて選挙をするということに圧迫を受け、責任の重さをひしひしと感じます。
市長選にあたり、私が望むことは、富士市をよくしてくれる人を選びたいということです。青年活動に絶対の理解をもっている人こそ私が望む市長であり、市民にとってもよき市長であると思います。
富士市をもっと文化の豊かな都市にできる、強力な立候補者がでるように私は期待しています。
●広い視野にたって交通問題を
村瀬みつ代(小須)
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工業都市として発展を続ける富士市には、公害、暴力が大きな問題になっています。それとともに忘れてならないのが交通問題だと思います。
高速道路、バイパスなど道路事情がよくなるにつれ車も増えています。そして悲惨な事故が毎日発生し、暗い生活を送っている人が増えています。
わたしの一票は交通問題に広い視野をもった人に投票したいと思います。
といっても、交通問題だけを取り上げてくれる人という意味ではありません。わたしたちの日常生活に密接した衛生対策、そして公害対策、青少年の健全育成による暴力の追放など、幅の広い施策を実施してくれる人を選びたいと考えています。
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