富士市表彰条例にもとづく「第3回富士市長表彰」が11月1日、吉原市民会館で行なわれました。表彰を受けたのは地方自治の発展に功績のあった土屋政吉さんら次の5人のかたで、斉藤市長から表彰状と記念品が贈られました
地方自治功労 土屋政吉(吉原3丁目・71歳)
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昭和24年吉原市議会議員に当選。その後、同年吉原市助役に就任してから、通算10年にわたり市長の名補佐役として地方自治の確立と住民福祉の向上に貢献されました。とくに、助役就任当時は極貧の状態であった市財政の建て直しに成功され、さらに昭和30年には吉原市外5か村の合併、翌年には浮島地区の一部合併につとめられるなど、市勢の発展に寄与されました
地方自治功労 秋山 豊(中野・68歳)
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大淵村議会議員、大淵村長、県議会議員の要職を歴任し、地方自治の進展と住民福祉の増進に責献されました。また、戦中戦後を通じて農業振興にも寄与され、とくに茶業においては県および全国茶業関係の役員を歴任、さらに昭和39年から大淵農業協同組合長、農業委員会委員にも就任しました。このほか、学校教育振興にも意をそそぎ、村長当時から現在まで学校環境整備に貢献されています。
教育学術文化功労 北西靖彜(やすのり)(本市場・66歳)
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富士第一小校学の校医として昭和9年から35年にわたり児童の健康管理につくされました。PTA会長在任中には、会員中の医師による相談医制度を発足させ、毎月1回の相談日によって予防と治療の相談、健康増進の啓発につとめられ、この結果同校は昭和29年には日本体育指導者連盟から学校表彰を受けました。このほか、学校給食の完全実施、勤労青少年教育にも大きく貢献されました。
教育学術文化功労 大村市太郎(本市場・79歳)
大正13年に県立静岡工業学校教員を拝命してから50年にわたり、戦前は旧制中学校の教官として、戦後は青少年および学童の心身鍛練にはげまれ、青少年の健全育成と体育の振興に大きく貢献されました。現在は、全日本剣道連盟剣道範士(七段)として富士市および県の関係団体役員として、市内のみならず県下においても名声をはせ、剣道奨励のため活躍中です。
産業開発功労 鈴木百蔵(宇東川1丁目・72歳)
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昭和10年に鈴上製紙所を創立してから、一貫してちり紙生産にあたり、業界の発展と産地企業化をはかるため昭和32年に静岡県ちり紙就振興会を設立、おされて初代会長に就任しました。
さらに全国ちり紙工業組合連合会理事長にも就任され、郷土産業であるちり紙の普及につくされてきました。また、原田村議会議長、吉原市議会議員にも14年にわたり就任、地方自治にも貢献しました。