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【広報ふじ昭和44年】今と昔

富士川の渡し 6

 左下の写真は、富士川の船渡しの絵です。五貫島の岸から蒲原宿の地震山あたりへの渡しです。
 いつころのものかよくわかりませんが.旅人の中に武士の姿が見えないことや、東岸(五貫島)に郵便脚夫らしい人影が見えることから、明治初年ころのものと考えられます。
 明治4年に宿駅制度が全面的に廃止されました。この廃止によって、水神森近くで船渡しをして蓼原−吉原宿−鈴川の順に通っていた東海道とは別に、蒲原宿から川下を船で渡り五貫島−柳島−吉原湊−鈴川を通っていた旧東海道が復活されました。これを便道といいますが、旅人は近道なので一時は東海道より利用したといわれています。
 明治6年ころには、五貫島に川口屋・今村屋、宮島に島田屋、川成島に和田屋、柳島に秋山本家と分家、前田に加藤屋という宿屋ができました。また、茶店などもできて便道はたいへん繁盛したといいます。この便道も明治22年に東海道線が開通すると、農民だけが利用する静かな道になりました。
 写真=左は明治初年ころの富士川船渡しの絵(蒲原町志田喜代江さん蔵)です。右は昨年から工事がはじめられた富士由比バイパスの富士川工事現場。富士由比バイパスの完成は昭和46年の予定です。
- 写真あり -
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