【広報ふじ昭和44年】台風にそなえよう
9月下旬に多く来襲する
台風の発生数は1年間に平均28個ぐらい。このうち、日本に上陸するのは5個から6個です。月別にみると9月がもっとも多く、ついで8月、10月の順になっています。
とくに9月はむかしから二百十日、二百二十日と呼んで、台風の上陸が多く、また規模が大きいので恐れられています。しかし、静岡県の場合はむしろ9月下旬(二百三十日から二百四十日)が多くなっています。
台風は、熱帯で発生する水蒸気と低い気圧によって生まれる空気の渦で、最大風速が毎秒17メートル以上になると台風と呼ぶようになります。この台風は気象条件によって風台風になったり、雨台風になり多種多様なケースがあります。ですから台風が発生したらつねに正確な情報をキャッチしておくことが必要です。
台風の予報は、台風の発見からほじまります。台風が日本を襲う可能性が大きくなると、あらゆる角度から台風の予報が検討され、3時間ごとに台風の位置をきめ、進路予想が発表されます。
さらに、台風を流す高層気流や太平洋高気圧の動静、類似した過去の台風などについてあらゆる面から検討し、24時間の進路予想を決定します。これがテレビやラジオでよくみる扇形の予想進路です。しかし、その扇形の幅は気流など誤差を考慮して増減されます。したがって、台風は扇形内のどこかを進む可能性が大きいということで、扇形の真中を進むというのではありません。
つねに正確な情報を知る
台風は大きな破壊エネルギーをもっています。台風が上陸した場合はもちろん接近して通過した場合でも大きな被害をうけることがあります。また、大きな台風が必ずしも“強い”台風とは限りません。そのときの気象条件、とくに梅雨前線や気圧の配置などによって大きく左右されます。
台風が発生したらつねに予報を適確にキャッチして、万全の対策をたてることが必要です。
台風は自然現象です。いまのところわたしたちは台風に対してなんの操作をすることもできません。事前に防災対策をたて、台風災害を防ぐために万全な用意をするしかありません。
ひとりひとりが最悪の事態に備え、十分に心の準備をしてほしいものです。
これだけは準備を
台風が接近して被害が予想されるときは、つぎの準備をして万一に備えるようにしてください。
■懐中電灯、ローソク、マッチなどの照明具を用意する。
■下着類、日用品、救急用品、簡易食を用意して、ひとまとめにしておく。
■飲み水を用意しておく。
■外に出るときはヘルメットやズキンなど頭を保護するものをかぶる。素足やはだはできるだけ出さないようにする
■台風情報をキャッチするためにトランジスターラジオを用意する。
■小さなこどもの衣類には名前をつけておく。
■避難命令がでたら、ガスの元セン、電気のスイッチを切り、指定の避難所へ行く。
ここが市の指定避難所
吉原 市民会館・吉原小学校
伝法 吉原第一中学校・伝法小学校・伝法山神社公民館
今泉 今泉小学校・吉原第二中学校・県立吉原高等学校・今泉会館・中央図書館・勤労青少年会館・神戸小学校・今宮公会堂・日吉浅間神社・氏子会館
元吉原 元吉原中学校・元吉原小学校・今井公民館・大野町公民館・桧町公民館・大昭和鈴川工場講堂・興和(株)体育館
原田 原田小学校
吉永 吉原第三中学校・吉永支所・吉永第一小学校・市立商業高等学校・吉永第二小学校・勢子辻分校・富士岡第2支部公民館
須津 須津小学校・須津中学校・中里八幡町公民館
浮島 東小学校
大淵 大淵第一小学校・大淵第二小学校・大淵中学校・県立吉原林間学園
富士 富士第一小学校・富士第二小学校・富士中学校・富士文化センター・富士南中学校
田子浦 田子浦小学校・田子浦公会堂
岩松 岩松中学校・岩松農協橋下支所・岩松小学枚
鷹岡 鷹岡小学校・鷹岡中学校・鷹岡公民館
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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