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【広報ふじ昭和44年】表紙 見たり聞いたり(青少年補導センター)

 青少年補導センターは昭和42年に教育委員会内に設置されました。
 補導委員は133名で、警察署、民間団体などの協力を得て、青少年の非行防止をはかるための活動を実践しています。しかし、青少年の健全育成は関係機関の活動だけでは困難です。市民ぐるみで運動をもりあげていくため、みなさんのご協力をお願いします。

シンナー遊び防止は地域ぐるみで

青少年補導センター今泉班班長
 伊藤雅彦(仲町)

○月○日 きょうは昼の補導。1時にセンターを出発する。パチンコ店で高校生を4名、映画館で高校生数名が学校をさぼっていた。制服でないので見分けるのに困った。とくに女生徒の大胆な服装にはいつも驚いてしまう。

○月○日 午後7時から夜のパトロールに出る。Aパチンコ店で中学生2名を発見。ソット近より帰宅を促す。9時に本町の喫茶店では3名に注意する。

○月○日 K町の役員からシンナー遊びをしていたという連絡があった。センターに連絡してすぐ現場に行く。現場にはシンナー遊びの残物が散乱していて目にあまる。“中毒”やがては“死”ということを考えると恐しくなる。

○月○日 シンナー遊びを防止するため地区指導にでかける。墓地や神社などを懐中電灯をたよりに見回る。2か所でシンナー遊びの残物を発見する。この遊びに対する親の関心は以外に低いようだ。家庭ぐるみ、地域ぐるみで防止する必要があるのではないだろうか…。

○月○日 高校の先生と一緒に補導に行く。あるパチンコ店に小学生をつれた母親や2人のこどもをつれた父親がいた。最近とくに多いようだが、なんとなく暗い気持になってしまう。

○月○日 夜間補導で学校の巡視を行なった。校庭には車を利用した青少年のアベックが多く、われわれを見て逃げだすものもいた。この子らの家庭では自分のこどもの行動を知っているのだろうか。帰路の足は重い。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 写真は7月12日県下いっせいに行なわれた街頭補導のひとコマ。“あの子もこの子もみんなの子”地域ぐるみで青少年の非行化防止をはかろう。
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