新鮮な食肉、衛生的な食肉を市民みなさんに提供する「岳南食肉センター」がつくられてはやくも2年たちました。
岳南食肉センターは、昭和42年4月に工費2億800万円で鷹岡天間につくられた県下最大の規模をほこる施設です。
この運営は富士市、富士宮市、芝川町の2市1町で組織した岳南食肉センター組合で行なっています。
昨年1年間にセンターが取り扱った動物は、牛が638頭、子牛が233頭、馬が47頭、豚が50,911頭、やぎが10頭もあり、岳南地区の食肉はもとより京浜、名神など他地区へも食肉を供給しています。
しかし、食肉の需要は年ごとに多くなるとともに、食肉から起こる人畜共通の伝染病が心配されます。
そこで、県は昨年4月に東部食肉検査所を三島市に設置しました。東部食肉検査所には4名のと畜検査員がおり、食肉獣のと殺前の検査やと殺後の検査、精密検査、汚水や汚物など廃棄物の処理状態、食肉取扱業者の衛生状態の指導などを行なっています。
昨年、岳南食肉センターのと畜検査で異常を発見したものが牛638頭のうち425頭、小牛233頭のうち28頭、豚50,911頭のうち38,860頭ありました。
検査で異常を発見すると、その部分あるいは全部をセンターの焼却炉で焼いてしまい、市場には絶対でないようにして食肉衛生を守り、市民生活の安全をはかっています。
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( 写真説明 ) 写真は枝肉の検査をすると畜検査員