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富士市長　斉藤滋与史
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　本年は、田子の浦港が完成年度を迎えるのをはじめ、東名高速道路の全線開通、富士バイパスの建設などによって、より新しい境地が開かれるものと存じます。
　私は、これら国県の基幹事業とあいまって、「新都市建設計画」を尊重しつつ継続事業を着実に実施するとともに、刻々と変わる経済社会の動静に目を転じ、巨視的視野に立った施策の実効を期していく所存です。
　特に、道路交通対策ならびに産業公害と都市公害対策は、市民の健康と生命を守るために、積極的な施策を推進する決意です。みどりの街づくりと恵まれない薄幸な人々に対する社会福祉施設の拡充整備も、市民みなさんのご協力を得つつ対処してまいります。
　しかしながら、住民税の減税などによって、一般財源の伸びはあまり期待できない状況にあり、財政運営はきぴしさを加えるものと存じます。が、私は、行政の総合性と効率性を確保しつつ、投資的経費の充実を期すように、勇気と自信をもってまい進する決意です。

富士市議会議長　中村新吾
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　18万市民のみなさん、明けましておめでとうございます。
　昨年の歩みを振り返るとき、明るいニュースは東名の部分開通、警察署および商工会議所の統合、市民の木と花の決定などがありました。反面、暗いニュースとして、相変わらずの交通戦争、公害問題、あるいは犯罪などが脳裏をかすめます。
　本年は、大気汚染防止法にもとづく公害行政、ハイウエー時代を迎える交通問題など重要課題がひかえています。こうした問題には、住民の福祉向上を第一に考え、これの研究調査を前向きにおし進めて市民の提唱する“太陽と緑と空間”のある田園産業都市づくりに力をそそぐ考えであります。
　わたしたちの待望の新庁舎も、建設のつち音高く響き、その偉容を明春にはみせてくれるでしょう。
　新春を迎え、市議会として当面する重要諸案件に対し、積極的に対処してまいる覚悟でおります。