快適な生活環境づくりをしようと、富士市は下水道事業を急ピッチで進めています。
下水道事業は、吉原地区は昭和34年から、富士地区は昭和39年からそれぞれ工事に着手し、吉原地区ではすでに使用を開始しています。
吉原地区は、昨年までに工費1億4,443万円を投じ、排水管2万メートルを埋管しました。これで処理区域は88ヘクタールになり、約2,900世帯の人が使用できるようになりました。しかし、実際に使用しているのはわずかに1,300世帯の人にすぎず、せっかくの施設も利用されていません。そのうえ、下水道事業は本質的には独立採算を立前としていますので、1人でも多くの人が加入することによって、施設も早くできます。ですから、使用できる区域の人は1日も早く利用の手続きをしてほしいものです。なお、本年度は2,200万円を投じ、排水管1,440メートルを埋管します。
終末処理場は、昭和35年から爪島(日産南側)に建設をはじめ、42年に完成しました。工費は2億1,683万円で、2万4,000人分の処理ができます。
富士地区については、昭和39年から工事に着手しましたが、現在は主要幹線排水路の埋管を行なっています。昨年までに1.65メートルの排水管を767メートルを埋管し、本年度も工費1,500万円で、250メートルを埋管します。なお、このほか終末処理場用地16,600平方メートルを購入しました。
吉原地区の処理区域内の人で、排水施設を取り付ける場合は、融資制度(5万円以下で30か月償還。利息は日歩1銭8厘)がありますので利用してください。その場合、工事にかかるまえに必ず市下水道課(吉原事務所)へ届け出をしてください。