さきごろ、市内の荒田島、津田地区の水田約30ヘクタールの稲苗が立ち枯れしてきたため、地元関係者から市に対策を講じてほしいと申し入れがありました。
このため、市農政課は原因を調査したところ、地下水の塩水化によるものと思われるので、小潤井川のきれいな水を送水する工事を行ないました。
工事は、小潤井川から引き水している用水路が、伝法地区から南町をへて、日産自動車吉原工場の西側まできているので、そこから日産南側の道路上に約150メートルの仮用水路をつくり、水田一帯にきれいな水を流すようにしたものです。
なお、市農政課では立ち枯れした稲苗が相当あるので、補植するための新しい苗を市内はもとより、沼津市、富士宮市にも手配し、植え変えもほとんど終わりました。
また、来年もこうした原因で稲が枯れるようなことのないように、農政課では原因をよく調査するとともに、現在の仮用水路を恒久的な水路にするための検討を行なっています。
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( 写真説明 ) 苗枯れを防ぐ応急工事=日産西側=
( 写真説明 ) 農家の人たちから実状を聞く斉藤市長