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【広報ふじ昭和43年】火事見物はほどほどに

消火を遅らす“ヤジ馬”

 しめきっていた窓もあけ放され、屋外での活動がますます多くなります。それとともに気をつけなければならないのが“火災”です。
 火災はほとんどが不注意が原因で発生しています。外出するとき、おやすみ前には忘れず火の元の点検を行なってください。
 なお、みなさんに気をつけていただきたいことは、万一火災が発生したときは、すぐ“119”番をダイヤルしていただきたいことです。出火通報と損害額は反比例します。1分のおくれが100万円の損害をふやすことがあります。火災が発生したときは、あわてずに“119”をダイヤルしてください。
 また、損害を大きくするものの一つに、ヤジ馬や火事見舞による消火活動の防害があります。
 人間はだれでも物見高いくせがありますが、火事見物はもっとも悪いくせではないでしょうか。他人の不幸を見物し、そのうえ消火の防害をする“ヤジ馬”にならないようにしてください。
 火事見舞も、消火活動のじゃまになります。知人や親戚が火災にあったとき、少しでも早く見舞いにいきたい気持はわかりますが、消火のじゃまになってはなんにもなりません。火事見舞は、できるだけ火災がおさまってから行くようにしてください。
 消防車が現場へなかなかつけなかった、ホースが思うように引けなかったということのないようにくれぐれも注意してください。
 ちなみに、消防本部の統計によると昨年の火災件数は94件でとうとい犠牲者1人を出し、負傷者も10人もありました。損害額は9,244万円にものぼりました。
 原因別では火遊びによるものが16件でもっとも多く、ついでタバコの不始末10件、かまどの不始末、内燃機関によるもの、配線関係によるもの各5件の順となっています。
 火災はいつどこで発生するかわかりません。ひとりの不注意が大事な財産を灰にしたり、他人に迷惑をかけることのないように、おたがいにエチケットを守りたいものです。
- 写真あり -
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