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【広報ふじ昭和42年】表紙 防災 台風に備えよう

「災害は忘れたころにやってくる」という、故寺田寅彦の名言があります。しかし、最近は昨年9月の26号台風 今年4月の集中豪雨と、定期便のようにわたしたちの生活を脅やかしています。9月1日からの「防災の月」を機会に、ひとりひとりが災害に対する認識を高め、台風シーズンに備えていきたいものです。

26号台風(昨年9月)教訓に進路、規模適確にキャッチ 避難場所も知っておこう

 岳南地帯を襲った過去30年間の災害の主なものは91件にものぼります。このうち、水害では台風によるもの28件、集中豪雨によるもの31件が主なものです風害では台風によるもの12件、低気圧によるもの11件などとなっており、台風による風水害、集中豪雨が災害の主要原因になっています。
 とくに昨年9月の26号台風では、15人(吉原13人、富士2人)の尊い犠牲者と、53億円にのぼる被害を出し、災害の恐しさをまざまざと見せつけていきました。
 このため、市では台風による風水害を予防するため、河川の改修や補修資材、器材の確保につとめています。
 また、万一災害におそわれたときは「富士市災害対策本部」をもうけ、人命の救助はもとより災害復旧などに万全を期しています。
 しかし、被害を最少限にくいとめるには、ひとりひとりが災害の恐ろしさを認識し、日頃から自分の身は自分で守る心がまえをしておいてほしいものです。
災害対策本部
 本庁 2-6111
■総務部(本庁)気象情報の収集
■情報部(本庁)市民への情報の伝達
■民生部(本庁)救難物資の配給
■衛生部(本庁)予防衛生、防疫
■経済部(本庁)商工農業の被害調査
■建設部(本庁)土木建築の復旧事業
■輸送部(本庁)災害救助用物資の購入
■水道都(吉原分館2-3111)災害地の給水
■消防部(消防署2-3115)救急業務
■教育部(吉原分館2-3018)災害時の学童の整理
■医務部(市立中央病院 61-2511)救護所の設置
■支援部(本庁)災害時の人員の増援
台風に備え
■気象情報 
 台風が近づくとラジオやテレビで台風情報が放送されます。台風の進路予想、位置、暴風雨圏などを確め、万一に備えましよう。
■用意するもの
 停電に備えて懐中電灯ローソク、トランジスターラジオを用意するとともに、非常食、医薬品、貴重品、水などひとまとめにしておいてください
■避難場所の確認
 災害が発生したときは自分の判断で身を守ることが大切です。避難命令がどのように伝えられるか、避難場所はどこかなどをまえもって確認しておいてください。
■家屋の補修
 台風の進路や地形などを考え、木造家屋は風下にそなえ柱を設けたり、窓の補強をしてください 風の吹き始めと、終りは風の方向が逆になることを忘れないでください。
■雨戸がこわれたとき
 風上側の雨戸がはずれたら風下の雨戸もはずすなど、家の中を風が吹き抜けるようにすることが必要です。
■避難するとき
 火の始末、戸締まりを完全にし、帽子、ヘルメットをかぶり、トタンやカワラなどの飛んでくるものに注意が必要です。
■連絡を
 災害時は近所同志で連絡をとり、お互いに助け合うようにしてください
- 図表あり -
( 図表説明 ) 台風の進路と風向
( 図表説明 ) 台風の方角

ここが、あなたの避難場所

- 図表あり -

おしらせ

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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
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