第17回「社会を明るくする運動」が、7月1日から全国いっせいに行なわれます。
この運動は、保護司のかたが中心となり、犯罪のない明るい社会をきずくために行なわれます。そのためには、私たちのなかから過ちを犯す人を出さないことはもちろん罪を犯した人を更生させることが大切です。
犯罪者にも良心があり三分の魂があるといいます。罪を犯した人のなかには、心ならずも犯罪者になってしまったという例が多くあります。ですから、犯罪者を更生させるためには、三分の魂をはげましつつ、その生活をたてなおすための指導が必要です。
このような仕事を「保護観察」といい、実際にそれを行なっているのが「保護司」のかたがたです。
富士市で保護司をされている人は80人です。この人たちは、家庭、学校、職場の相談相手となり、ふたたび罪を犯さないように、犯罪におちいった原因をつきとめ、更生させるための努力をしています。
たとえば、不良とのつきあいをやめさせたり、本人に適した仕事を身につけさせたり、病気をなおす相談にのったり、親子の不和をなおしたりしています。また、生活保護のあっせんをしたり、結婚のあっせんなどまですることがあります。
この運動を機会に、罪を犯した人の更生に対して、理解を深めるとともに、施設への愛の手紙を出すなど、あなた自身もこの運動に協力してください。