○…富士市大淵高塚(海抜950メートル)に建立されていた「教育植林記念碑」がこのほどできあがり(写真)3月11日、斉藤市長ら関係者の手で除幕式が行なわれました。
○…記念碑は、吉原市ほか2か市町教育植林組合が、2市1町の合併を期に解散したことと、過去60有余年の事業を後世に残そうと建立していたもので、高さ2.70メートル幅3.60メートル奥行54センチの自御影石の立派なものです。
○…教育植林は、明治38年、日露戦争の勝利を記念して、当時の伝法村、鷹岡村、田子浦村など10か町村が教育植林組合をつくり、富士山麓採草地150ヘクタールに、スギやヒノ木を植え、学校教育の振興を図ろうと始めたものです。とくに、昭和26年に6・3制義務教育がひかれたとき、学校の資材や器具の費用にあてて、大きな功績をあげました。
○…その後、吉原市ほか2か市町(富士市、鷹岡町)教育植林組合として植林を続け、成長した木材を伐採し、体育館、プールなどの費用にあててきましたが、3市町の合併で教育植林は新しい富士市の財産となり、植林組合は解散しました。
○・‥碑文には、学校教育の振興に寄与したひとたちの苦闘を称え、数々の功績を子々孫々に伝える、と刻まれてあります。
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