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岳南二市一町の合併は、去る10月3日市議会の議決を得ました後同日、富士文化センターで富士市長、鷹岡町長とともに合併申請書と協定書に調印いたしました。
思えば、二市一町の合併問題は、昭和36年、前市長金子翁が富士、鷹岡に呼びかけたのがはじまりであります。わたくしも、翁急逝のあとを受け継ぎ39年市長就任いらい「合併」を吉原市政のもっとも大きな課題として、この実現につとめてまいりました。しかし合併をするとなると、人の結婚と同じで目先のことだけで一緒になっては破綻は火を見るよりも明らかです
そこで、わたくしたちは合併促進協議会をつくり、こうしたことのないように、あらゆる分野にわたって検討を加え、協定をしました。その間、合併に対してのいろいろの意見を聞きましたが、わたくしたちは、産業形態も同じ、歴史も、人情も、風俗も同じ二市一町は、現時点で合併することがもっとも適切だと思いましたので、大同団結をいたしました。
産業規模では県内一、二位をほこる新「富士市」がいよいよ11月1日誕生するわけですが、新市の姿は、福祉を中心にした田園、工業都市を形づくることだと思います。この実現が“広域行政”のねらいであり、16万市民の願いと思います…
わたくしは、ここに広報紙を通じ新「富士市」の誕生にご尽力をいただきました議会、市民のみなさまに心からお礼を申しあげます。