富士市内を襲った台風26号は市内全地域にわたり大きなツメ跡を残し、死者二人を始め重軽傷者15人家屋の全半壊216戸、更にはあれほど頑強に完成した三四軒屋地先の海岸潮寄堤防約320米が決壊、このほか農作物の被害などを含めますとザット10数億円にのぼる損害を与え早期復旧対策が急がれております。 台風26号は、9月25日（日曜日）午前0時ごろから激しい風雨をともない約1時間にわたって最大風速45メートル（瞬間風速58米という、いままでになかった強風で吹きまくり市内各所の家屋は倒壊、トタン屋根ガワラ、看板類など音をたてて飛散し、文字どおり地獄絵さながらの惨状でありました。
市では直ちに災害対策本部を市役所会議室に設け、全職員を動員、一方県の災害対策本部を通じ自衛隊の災害派遣を要請して本格的な救援活動を実施し、あの献身的な活動振りには、全市民から深く感謝されています。
また、市の災害対策本部では、いち早く被災を受けた市民にトタンなど有料でくばったのを始め災害復興住宅資金貸付のための住宅相談所などを開設、また罹災証明書の発行などで天手古舞の連日でした。
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( 写真説明 ) めちゃめちゃに打ちのめされた三四軒地先の海岸提防
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